言葉の違い・受け取り方や価値観の違い

言葉の違い・受け取り方や価値観の違いについて
今回、ハッとさせられることがありました。

それは、長男なりの「大事」という言葉。

今まで、おもちゃを落としたり壊したり乱雑に扱う長男を見て
「みんなからの贈り物だから大事にしてね」と伝えてきましたが、
それでもおもちゃを目の前で落としたり壊したりしている姿を見て
「何で大事にできんのかなぁ～？」と大人げなく腹が立っていました(笑)

本人に直接「大事にしてよ～」と話したり、大事にできない理由を尋ねたりしてました。

でも本人は「大事にしてる！」と言うんです…言い張るんです。

大人からすると「それは嘘やんか！大事にしてたら雑には扱わん！」と思ってたんですが…

先日、実家に帰省をしていた福岡からの帰り道に
夜２２時を回って眠たそうにしている長男に「寝ていいよ」と言ったら
「ねんね（長男の布団）がないから寝れない」とハッキリ返されたんです。

そして、その時に「ハッ」としました！

長男にとっての「大事」という言葉の意味は、
「一緒にいること」を意味するみたいだったんです。

そう言われてみたら…

買ってもらったおもちゃも、体より大きなリュックに入れていつも持ち運んでるし、
私の父から福岡に着いて直ぐにもらった誕生日プレゼントの磁石のおもちゃは、
今回の旅行で常に持ち歩いて枕元に置いて寝ていましたし、

私の父と母にこの帰省中に買ってもらったミニカーは、
その日の晩、一緒にお風呂にまで入ってました。

長男にとって「大事」という言葉の意味や価値は、
「一緒にいること・一緒に過ごすこと・一緒にでかけること」みたいです。

人の持つ価値観は、言葉で共通化させられるわけではありません。

いろいろな視点、いろいろな考え方、いろいろな受け取り方があって
人の数ほど多様化されているようにも思います。